「円安が不安だけど、資産の一部をドルで持ちたい」「寝ている間も配当金が入る仕組みを作りたい」 そんな投資家の方に向けて、2026年の市場環境を踏まえた**「今、仕込むべき米国高配当株」**を厳選しました。
目次
2026年の米国市場はどうなる？高配当株が有利な理由
2026年の米国経済は、利下げサイクルの進展やインフレの沈静化が期待される一方で、成長率の鈍化も予想されています。こうした「マイルドな景気」の時期に強いのが、配当貴族（25年以上連続増配）やキャッシュフローが潤沢な企業です。
また、新NISAの「成長投資枠」を使えば、国内での配当課税（20.315%）を非課税にできるため、高配当な米国株との相性は抜群です。
2026年に注目したい米国高配当・連続増配銘柄5選
1. コカ・コーラ（KO）｜王道の配当王
- 利回り目安： 約3%前後
- 連続増配： 60年以上
- ポイント： 世界最強のブランド力を持ち、インフレになれば価格転嫁できる強みがあります。景気に左右されにくい「ディフェンシブ株」の筆頭として、新NISAの1階部分に最適です。
2. JPモルガン・チェース（JPM）｜最強の金融インフラ
- 利回り目安： 約2.5%〜3%
- ポイント： 2026年の米国銀行セクターは、安定した名目成長を背景に好調が予想されています。圧倒的な資本力とデジタル投資により、利下げ局面でも収益を維持できる構造を持っています。
3. アルトリア・グループ（MO）｜驚異の8%超え利回り
- 利回り目安： 約8%〜9%
- ポイント： 規制リスクはありますが、加熱式タバコへの移行が順調に進んでいます。圧倒的なキャッシュ創出力により、株主還元（配当＋自社株買い）の姿勢が極めて強い銘柄です。
4. EOGリソーシズ（EOG）｜エネルギーセクターの稼ぎ頭
- 利回り目安： 約4%（特別配当含む期待値）
- ポイント： シェールオイルの大手。低コストでの生産が可能で、原油価格が一定水準以上であれば莫大な余剰資金を配当に回します。2026年のエネルギー需要回復を狙うなら外せません。
5. ダナハー（DHR）｜ヘルスケア×連続増配の隠れ本命
- 利回り目安： 約0.5%（利回りは低いが成長性が高い）
- ポイント： ライフサイエンス分野の消耗品を扱っており、一度導入されると継続的に収益が発生します。配当利回りそのものは低いですが、「増配率」と「株価上昇」の両取りを狙える銘柄です。
まとめ：配当金が「第2の給料」になる日
米国株の魅力は、何といってもその「株主還元への執念」です。2026年、新NISAという最強の武器を使って、チャリンチャリンと配当が入る仕組みを作ってみませんか？
※注意点: 米国株の配当には、米国内で10%の源泉徴収税がかかります。確定申告での「外国税額控除」についても調べておくと、より賢く投資ができますよ！
