はじめに:画面を閉じる前に、これだけは読んでくれ
今朝、証券口座のアプリを開いて「うわっ……」と声が出た人、正直に手を挙げてください。 私のX(旧Twitter)のタイムラインも、阿鼻叫喚の嵐です。「S&P500終わった」「ナスダック崩壊」なんて言葉がトレンド入りしていますが、少し落ち着きましょう。
私たちのように**米国株を投資のメイン(主軸)**にしている人間にとって、昨晩(2026年2月11日)の市場の動きは、確かに心臓に悪いものでした。しかし、結論から言います。
「逃げるな。むしろ、今はバーゲンセールの行列に並ぶ準備をしろ」
なぜ私がここまで強気なのか。そして、この「調整局面」の正体は何なのか。 今日は、きれいごとは抜きにして、私のポートフォリオ戦略の裏側をすべて公開します。
第1章:2026年2月、なぜ米国株は「咳き込んだ」のか?
まずは敵を知ることから始めましょう。なぜ、順調だった米国市場が突然、発作を起こしたのか。理由は複合的ですが、メインシナリオは以下の2つです。
1. 「AI」の選別試験(The Great Selection)が始まった
2024年から2025年にかけては、「AI関連」と名乗れば何でも株価が上がるボーナスタイムでした。しかし、2026年の決算シーズンは違います。 市場は今、冷徹にこう問いかけています。 「で、そのAI投資でいくら儲かったの?」
昨晩、一部のハイテク巨大企業が売られたのは、AIへの巨額投資(CAPEX)に対して、利益回収(ROI)のスピードが市場の期待に追いついていないと判断されたからです。これは「AIバブルの崩壊」ではなく、実力のない企業が振るい落とされる**「健全な選別」**です。本物は残ります。
2. 「利下げ」という麻薬が切れた
インフレは落ち着きましたが、米経済が強すぎるがゆえに、FRBは利下げを急いでいません。「金利が下がれば株が上がる」というイージーモードは終了しました。 これからは、「金利が高くても自力で稼げる企業」しか生き残れません。昨晩の下落は、借金体質のゾンビ企業から、キャッシュリッチな優良企業へ資金が移るための準備運動に過ぎないのです。
第2章:それでも私が「米国株メイン」を絶対に崩さない理由
「じゃあ、米国株の比率を下げて、現金や他の資産に逃げるべき?」 その質問に対する私の答えは、明確にNOです。
私が資産の大部分を米国株に託し続ける理由は、感情論ではなく、消去法的な「勝算」があるからです。
理由①:世界最強の「自浄作用」
日本株や欧州株と、米国株の決定的な違い。それは「ダメな企業を即座に退場させ、新しいスター企業を指数に組み込むスピード」です。 S&P500の新陳代謝を見てください。2026年の今、上位を占める顔ぶれは5年前と微妙に変わっています。この「常に最強の500社が勝手に揃う仕組み」がある限り、私たちが個別企業の盛衰に一喜一憂する必要はありません。
理由②:ドル建て資産という「防壁」
地政学リスクや為替の変動を考えた時、最終的な安全資産はやはり「米ドル」です。 仮に米国株価が10%下がっても、同時に円安ドル高が進めば、円ベースでの資産価値はほとんど傷つきません。米国株メイン投資は、実は資産を守るための最強のディフェンシブ戦略でもあるのです。
第3章:ここからが本番!この局面で狙うべき「次なる覇者」
さて、ここからは具体的な戦略の話です。 「落ちてくるナイフをつかむな」という格言がありますが、地面に刺さって揺れているナイフ(=底値を打った優良株)は、引き抜くべきです。私が今、監視リストに入れているのは以下のセクターです。
1. ソフトウェア&サービス(SaaS 2.0)
ハードウェア(半導体など)の相場は一巡しました。次は、そのハードウェアを使って**「圧倒的な業務効率化」を実現したソフトウェア企業**のターンです。 特に、顧客データを大量に抱え、AIでそれをマネタイズできているプラットフォーマーは、今回の下落でPER(株価収益率)が調整され、非常においしい水準になっています。
2. ヘルスケア × AI
不景気でも人は病気になります。医薬品や医療機器は、景気敏感株が売られる時の避難先として鉄板です。 さらに2026年は、AI創薬の実用化がいよいよ業績に寄与し始める年と言われています。「守り」ながら「攻める」ことができるこのセクターは、ポートフォリオの安定剤として機能します。
3. 連続増配株(VIG的な銘柄)
地味ですが、結局こういう株が一番強い。 金利がある程度高い環境では、配当という「確実なキャッシュ」を生み出せる企業の価値が高まります。グロース株一辺倒で疲弊したポートフォリオに、増配株を少し混ぜるだけで、精神的な安定感は劇的に変わります。
第4章:明日からできる「メンタル防衛術」
最後に、相場よりも大切な「心」の話をさせてください。 投資で退場する人の9割は、資金が尽きる前に心が折れて辞めていきます。
米国株メイン投資家として、この荒波を乗りこなすための3つのルールを共有します。
- 「ニュース」ではなく「決算書」を信じる メディアは不安を煽るのが仕事です。「暴落」「崩壊」という見出しをクリックさせたいだけです。企業の売上と利益が伸びているなら、株価の変動はただのノイズです。
- SNSを閉じて、本を読む 暴落時にX(Twitter)を見ても、不安が増幅されるだけです。名著『敗者のゲーム』や『ウォール街のランダム・ウォーカー』を読み返してください。歴史上、米国株が復活しなかった暴落など一度もないことがわかります。
- 「積立」を止めない これが最強かつ唯一の必勝法です。株価が下がっている今は、同じ金額でより多くの口数を買える「仕込み時」です。数年後、「あの時止めておけばよかった」と後悔するのではなく、「あの時止めなくてよかった」と笑うために、機械的に買い続けましょう。
まとめ:嵐の過ぎ去った後に残るもの
2026年2月、市場は確かに揺れています。 しかし、これは米国株の終わりではなく、新しいサイクルの始まりです。
米国株をメインに据えているあなたの判断は間違っていません。 世界経済の成長エンジンに乗り続けること。それが、資本主義社会における最適解であることは、歴史が証明しています。
今日のマイナス画面は、将来のプラスへの助走です。 恐怖に支配されず、淡々と、そして粛々と。 私たちは、市場に残る側の人間になりましょう。
【追伸】
「具体的にどの銘柄を狙ってるの?」という声が聞こえてきそうなので、次回の記事では、私が実際に指値を入れている**「監視銘柄リスト厳選3選」**を限定公開しようと思います。 見逃さないように、今のうちにブックマーク(フォロー)をお願いします!