入院してから5日目。
入院してから、毎日が新しい事の発見だ。入院しなければ、きっと判らない事も多いと思う。
今回は入院したからこそ判った事を記録していきたい。
もし、読者の方で入院を検討している方が居るのであれば、すぐに入院される事を勧める。
筆者は病院の関係者かと疑われてしまうかもしれないが、職業的にも無縁だ。自己PRに記載通り、普段は営業職だ。
そもそも、自身は入院する事を病院から勧められた時に迷っていた。
病院からは管理入院と伝えられていた事もあり、そこまで深刻さを感じていなかったのだ。
また、入院した際の妻自身に負担がかかるのを一番気にしていた。
少しでも、自宅で過ごせた方が融通がきくし、いいのかなって個人的には思っていたのだ。
費用面も心配になる方もいらっしゃるかもしれないが、ここは「高額医療費請求制度」を利用することで心配無用のはずだ。
自身は知識が無く全額支払うものと考えていたが、入院して5日目にして上記のような制度があることを妻経由で知った。
おそらく、病院側からこの制度を利用しますかと書面か口頭で確認があるようだ。
夫側として対応する事は健康保険の窓口に「高額医療請求制度利用証」みたいな資料の申請をする流れとなる。
注意点としては、会社毎の制度に依存すると思われるが、病院からの請求が発生していると日付を遡って申請ができないみたいだ。各自、健康保険の窓口に確認することが大切だ。
ざっくりと「高額医療費請求制度」の紹介をすると、収入額によって支払いの限度額が決まっており、残り部分は負担をして頂ける制度だ。検索する事で気にしなくて良い事がわかるはずだ。
最終的には、赤ちゃんを最優先に考え入院する決断に至った。
入院すると、普段の検診では指摘されない事を指摘され、対応して頂ける。
私たちの場合は、子供達の成長がまだ小さい事からこのまま出産になると臓器等が成長しきれていないから、
成長を早めるような薬を投与された。
赤ちゃん達に行き渡るには2日程かかるようだ。
実はこの対応を2日目と3日目の朝に二回に分けて対応した。入院ならではの対応だったと振り返れば思う。
自身は妻が入院してから、安心感はあるものの、毎日ドキドキしている。
妻からの返信がなかったりすると、何かあったんではなかろうか。大丈夫かなって気になる。
平日は仕事しているので、こちらから連絡できる時間は限られるのだが、とても気にしている。
特に、エコー検査の後に連絡がないととても不安だ。
今日はエコー検査の後に、産婦人科と新生児科の間で協議が行われたようだ。
産婦人科は母体の状態を優先し、新生児科は赤ちゃんの状態を優先するようだ。
そして、本日「新生児科の判断で出産(帝王切開)する可能性があることを改めて伝えられた」
この話を妻一人で聞く事になり、心配と共に大きな不安を感じたに違いない。
里帰りではなく、近くの病院に入院されている方は夫が同席して話を聞いてあげてほしい。
自分はできなかったが、妻を全力でサポートする事は妊娠中期を乗り切るのに必要な事だと思われる。
医者としては、リスクを説明する事も大事だが、患者の伝え方も考慮して欲しいと思った。
何でもかんでも説明すればいいってもんじゃないと思う。発生確率が小さいのであれば、伝えないという選択肢もあって欲しい。
医者としては、後で言った、言わないの水掛け論になる事を事前に避けたい意図と思われるが、このような対応にちょっと疑問だ。
せめて、情報を開示するレベルを患者が選べるようにして欲しい。
可能性レベルでリスクを列挙されると、余計な心配もつきまとい心の状態にもよろしくないのではなかろうか。
そうなると、どこまでの情報を患者に開示するかといった新たな問題もありそうなので、この問題は一筋縄では行かなそうだ。