みなさん、こんにちは。本日12月30日、東京株式市場は2025年最後の取引日である「大納会」を迎えました。
今年の日本株を一言で表すなら、まさに**「歴史的飛躍の年」**。最終日の動きと、この1年のハイライトを詳しく解説します。
1. 本日のマーケット:利益確定売りに押されるも「5万円」を死守
今日の大納会は、前日の米国市場の下落を引き継ぎ、やや軟調なスタートとなりました。
- 日経平均終値:5万339円48銭(前日比 -187円44銭)
- TOPIX終値:3,409.52
一時は300円を超える下げ幅を見せる場面もありましたが、節目の「5万円」を割ることなく取引を終了。正月休みを前にした利益確定売りや、ポジションを整理する動きが中心でしたが、底堅さが意識された大納会となりました。
2. 2025年を振り返る:1万円以上の爆上げ
2024年末の終値(3万9,894円)と比較すると、日経平均はこの1年で1万円以上も上昇しました。年初に誰がこの「5万円突破」を確信していたでしょうか。
上昇の主な要因は以下の3点に集約されます。
- 「AI・半導体」の第2波: キオクシアの上場やAIインフラへの投資加速が相場を牽引しました。
- 高市政権への期待感: 経済成長を重視する政策運営や、企業のガバナンス改革が海外投資家から高く評価されました。
- 企業の稼ぐ力の向上: 円安の恩恵に加え、値上げの浸透による企業業績の拡大が株価を強力にサポートしました。
3. 今年の主役となった銘柄たち
2025年のマーケットを盛り上げたのは、やはりこれらの銘柄です。
- ソフトバンクグループ: 投資先の価値向上により年間で株価が倍近い水準へ。
- 建設・インフラ関連: 大成建設や清水建設など、企業の設備投資意欲の高まりを受けてゼネコン株が大きく買われました。
- 新星・パワーエックス: 年末に新規上場した蓄電池ベンチャー。短期急騰を演じ、個人投資家の注目を一身に浴びました。
4. 2026年への展望:ボラティリティへの備えを
2025年は最高の形で幕を閉じましたが、2026年は**「トランプ政権の政策」や「日銀の追加利上げ」**など、ボラティリティ(価格変動)が高まる要因が控えています。
特に為替が150円台半ばで推移する中、金利上昇が国内景気にどう影響するかが焦点となるでしょう。
まとめ: > 2025年の日本株は、史上初の5万円台という金字塔を打ち立てました。来年もこの勢いが続くのか、それとも調整の年になるのか。大発会は1月5日(月)です。
皆様、1年間お疲れ様でした。良いお年をお迎えください!